宅建とは
宅建とは「宅地建物取引士」の略称で、不動産取引の専門家を指す国家資格になります。宅建は数ある資格の中でも非常に人気の職業になります。この記事では、宅建の人気の理由と宅建について関係のない業種のサラリーマンが実際に学習した、オススメの勉強法をお伝えします。
人気の理由
- 独占業務がある:
- 宅建士は重要な契約書に署名押印する独占業務を担当します。(詳細は後で説明)不動産取引において不可欠な役割であり、やりがいを感じることができます。
- 年収アップにつながりやすく、キャリアアップにも良い:
- 多くの不動産会社で資格手当を支給されることが多い。また、昇進や役職手当にも期待できる。不動産業界では宅建士の年収が通常のサラリーマンより高いことがあります。
- 就職や転職に強い資格である:
- 不動産業界は宅建士の求人が多く、金融や建設業界でも需要があります。
- 資格の効力が一生涯続く:
- 宅建士の資格は一度取得すれば更新の必要がなく、一生有効です。
- 自身が不動産取引をする場合に生かせる:
- マイホーム購入時などに宅建士の知識を活用できます。
- ダブルライセンスを目指すことができる:
- 他の資格と重複する科目があるため、ダブルライセンスを取得することで専門性を広げられます。
- 女性の再就職に有利:
- 女性宅建士の割合が増加しており、再就職に有利です。
宅建の独占業務
人気の理由の1つとしては、宅建士は3つの独占業務があります。独占業務とは、特定の資格の免許、免許状を持っている者だけ業務を行える業務です。医師や弁護士、行政書士職などがこれに該当します。
つまり、資格を持った人しか業務が行えないので、貴重な存在として重宝されるわけです。
独占業務①契約締結前に行う重要事項の説明
不動産を取得しようとする人(買主)や借りようとする人(借主)に、物件や取引条件に関する様々な情報を契約前に説明する。
独占業務②重要事項説明書面(35条書面)への記名
重要事項の説明内容を記載した書面を作成・交付し、宅建士の名前を記載。この記名によって重要事項の説明がなされたことを証明する。
独占業務③契約内容を記した書面(37条書面)への記名
実際の取引の契約に関わる重要事項が記載された書面を「37条書面」と言う。記載の内容が間違いがないかを確認し、宅建士が記名する。
サラリーマンをしながら宅建に合格するための勉強法
宅建や不動産に関係ない業種で働いている人が宅建の参考書を読む場合、単語の意味が分からず挫折してしまうことが多いと思います。まさしく私がそうでした。そこで、最初は単語に慣れるということから始めることにしました。
そのために、とっつきやすいマンガの参考書から勉強することにしました。マンガであれば各ページに書かれている文章量も少なかったり、イラストで何となく意味が読み取れました。そのおかげで、宅建の基礎となる単語を学習することができました。
また、次にやったのはスマホの無料の宅建アプリで、各用語の意味を覚えました。私は電車で会社に通っていたため、その時間を使って用語の意味を覚えました。
そうすることで、文字だけの参考書に入ってもある程度頭に入ってくるようになりました。その後は、参考書と問題集を使って学習をすることにしました。
また、仕事に疲れて家に帰ったら集中できないという人もいると思います。1日10ページやろうと計画を立てても、やる気がでないし、集中できないことが多くありました。そこで、何ページやるということは考えず、5分間だけ集中するという方法で学習しました。
5分間であれば、5分間しかないから集中しなければならないという考え、学習することができました。5分なので進みは遅いですが、何度か繰り返すことで、ちょっとずつではありますが着実に進めることができました。
まとめ
今回は多くの資格の中でも人気のある宅建の資格について記載しました。人気の理由が多くあることが分かったと思います。
また、不動産業界と関係ないサラリーマンが宅建の勉強をするために、私が実際に行った勉強法をお伝えしました。マンガやスマホアプリで学習は一見遠回りに見えるかもしれませんが、私としては途中で挫折をしてしまったこともあったので、初めからマンガやスマホアプリで学習した方が近道だったと思います。
もし、宅建の資格を目指そうと思っている人は、上記の内容を参考にして資格の勉強をしてみても良いと思います。
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